子どもの生徒さんに大切にしていること
バイオリンのレッスンで目指すもの
楽器練習は、練習をしたら
その分確実に成果が表れます。
努力をした結果が、わかりやすいのも、
子供にとっては頑張れるところです。
また、バイオリンのレッスンを
通して得られるものは、
バイオリンが弾ける!と言う事だけでは
ありません。
毎週のレッスンに通うことや、
家での練習を頑張ることで
「継続する力」「忍耐力」「集中力」が、
育ちます。
さらに、
楽譜を見ないで弾くことによって
「記憶力」も
養うことができます。
そして、
自分が何かを習得するときの
「方法」を知ることが出来ます。
また、発表会などの本番を通して、
逃げ出したくなっても立ち向かう
「勇気」と「度胸」が付きます。
これらの「力」は
バイオリンの演奏だけではなく、
今後人生における
様々な状況に「対処する力」として
必ず役に立つものでしょう。
そして何よりも
「バイオリンを弾きたい!」
この気持ちを大切に育てていきます。
個性心理学を取り入れたレッスン
2016年に個性心理学の
インストラクターの資格を取得しました。
この資格を取得した理由は、
それぞれの生徒さんに、
もっとより寄り添いたいと、
考えたからです。
レッスンでどのように個性心理学を
取り入れているか、
簡単にご説明いたします。
生まれ持った個性の違いにより、
その子の根底に流れる、
波長のようなものが分かります。
私と似たような波長のお子様、
全く違うお子様など、さまざまです。
その違いを私が認識することで、
それぞれの生徒さんに必要なことを考え、
よりカスタマイズされたレッスンを
作り上げています。
例えば、何か注意点があったときに
細かく言葉で伝えた方が良いのか、
あまり細かく言わない方が良いのか、
などがあります。
さらには、保護者の方と
お子様との波長の違いを考慮して、
ご自宅での練習のアドバイスを
お伝えすることもあります。
カリキュラムの3本の柱『音楽』『左手』『右手』
バイオリンの技術の習得は、
オリジナルのメソッド
「ヴァイオリン ミッションブック」を使って
進めていきます。
バイオリンが弾けるようになるには、
大きく分けて3つの要素が必要です。
『音楽』『左手』『右手』です。
それぞれの要素について、以下に詳しく説明します。
【音楽】
音感
バイオリンは自分で音程を作る楽器のため、
『音感』は必要です。
『音感』には2種類あり
生まれながらに持っている
「絶対音感」と「相対音感」です。
「相対音感」は練習を繰り返すと身につきます。
絶対音感がある方は、
初期のレッスンで
音程をとることに苦労をしませんが、
相対音感の方は、
レッスンを通して少しずつ音感が育ちます。
私は絶対音感は持っていなかったので、
訓練をして「相対音感」を身につけました。
リズム
リズムを習得するのには
きちんと段階を得て学ぶことが
とても重要です。
目に見えないため、
きちんとしたカリキュラムで学ばないと
いい加減なリズム感を
育ててしまうこともあります。
まず、拍(ビート)を取ることから始め、
変化に富んだリズムにも
対応できるように進めます。
【左手】
バイオリンを弾く上で
左手・指が自分の思うように動くことは
非常に重要です。
指はそれぞれ異なる役割を
持っていますが、
バイオリンの演奏では
その役割をそのまま生かすことは
できません。
4本の指が均等に動くことや、
力強く作られている親指を
柔らかく使うことなど、
構造上の役割とは異なった
動きをします。
そのためには、
指のエクササイズを通して
指を正確にコントロールすることが
大切です。
また、指の使い方は
「脳からの指令」で始まります。
なぜ、このような指を使うのか、
根本的なところから、話をして
指の使い方をお伝えします。
【右手】
バイオリン演奏では、
左手と右手で全く違う
動きをします。
実際に音を出すのは、
右手(右腕)の役割で、
どう右手・右腕を使ったら
綺麗な音色が出るのかを
大切にしています。
ボーイングには
さまざまな奏法があり
右手・右腕の動きは、
奏法によって異なります。
腕のどの部位を意識して使うのか、
どのぐらいの圧力が必要なのか、
どうやったら思ったような音が出るのかを
常に意識してもらうよう、レッスンをしています。
そのほかに
【和声感】
音がある程度分かるようになったら、
『和声感』を育てます。
これは、「和音」の
(音が3つ以上重なった響きのこと)
響きを知って、
それを感じる力のことです。
音の重なりかたによって、
和音は色々な響きを
作り出すことが出来ます。
楽しい響き、悲しい響き、
怖い響き、ワクワクする響き。
これを知ることで、
作曲家が欲しい響きの音色を
理解することになります。
バイオリンは旋律楽器のため、
「和音」についての学習は
通常のヴァイオリンレッスンでは
あまり取り上げられません。
しかし、音楽の3要素のうちの一つである
「和音」(和声)を知らなくては、
音楽を深く楽しむことが
難しくなってしまいます。
バイオリンは合奏にも使われる楽器です。
将来
学生オーケストラ・市民オーケストラ
お友達とのアンサンブルなどで
より音楽を楽しむためにも
和音の理解は
とても重要なことです。
オリジナル教材を使い、
和音の基本から始めて、
音を聞く練習に進みます。
まとめ
このように書くと、
いったいどれだけの時間が必要なの?
と不安になるかもしれませんね。
でも、きちんと計画を立ててレッスンを
進めていきますので、
どうぞご安心ください。
そして、長くレッスンを続けて頂くことで
蒔いた種が大きな
花となります🌺
オリジナルのメソッドを使います
もっとラクに弾ける!バイオリン奏法
バイオリンを弾くためのメソッドと、
上記にあるそれ以外の
必要な要素を組み合わせて、
レッスンをしています。
また、2016年11月より
オリジナルメソッドの作成を始めました。
今まで、私の頭の中では完成していましたが、
文章にすることで 生徒さんへよりわかりやすく
お伝えすることができるようになりました。
今までは、自分で印刷をし、製本をしてお渡ししていましたが
2024年の3月に、
当教室「オリジナル教本」が
「ヴァイオリンミッションブック」として
「音楽之友社」より出版されました
上記画像をクリックすると
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レッスン料金・時間など
レッスン回数 | レッスン時間 | レッスン料金 | レッスン形態 |
年間 40回 | 30分 | 13,200円(税込)/月 | オンライン |
45分 | 19,800円(税込)/月 | オンライン | |
60分 | 26,400円(税込)/月 | オンライン | |
単発 | 30分 | 6,600円(税込)/回 | オンライン |
60分 | 13,200円(税込)/回 | オンライン |